ハブジャンプテレビマン

サメを命の恩人と仰ぐテレビマンエッセイ

2024-04-21から1日間の記事一覧

n1098 テルビ

親に隠れ、おじいちゃんの位牌に線香をあげる、中学1年生の息子を感じた時、一人旅は、無駄ではなかった。 学校では学べない、大事な事を南の小さな島で、学んで来たな、と。 おじいちゃんも、孫と1カ月間、同居出来、天国へのなによりのお土産だった事で…

n1097 恐怖の体験

ひかるの息子、光一が、小学校6年生の夏休み。自然との触れ合いや冒険を体験させる、良いチャンスと、島のおじいちゃんの所へ、一カ月間、一人旅をさせました。 12歳で飛行機や船を乗り継ぎ、2000キロも離れた島への一人旅、不安だった事だろう。 島…

n1096 別れ

昭和63年4月、父危篤の報に、急ぎ帰郷。 しかし、父と会えたのは、息を引き取ってから既に15時間が過ぎていました。 ひかるがきっとテレビを運んで来ると、ひかるの作ったテレビが見られる日を、生涯の楽しみにしていた父は、突然心筋梗塞に襲われ、7…

n1095 画像

親父〜・・

n1094 防風林

太平洋に浮かぶサンゴ礁の島は、リーフに打ち寄せる白いさざ波と、砂浜で、二重に縁どられ、家々は、四角い石垣と、鮮やかな緑の防風林にかこまれ、サンサンと降り注ぐ光と、鮮やかな原色の中、大地を踏み鳴らし、指笛を吹き、拳を握りしめ、力強く、激しい…

n1093 二十歳の夢

いち早くコンピューターを導入、ステンレスを設計図通り自由に曲げる技術を確立し、列車や飛行機の厨房システム、ホテルの大型厨房システムなどの特別注文品を作れる会社を設立し、二十歳の夢を見事に実現して見せのです。 小さな島から着の身、着のまま上京…

n1092 サンゴの花

親サンゴは、動く事出来ず、自分の産んだ卵が、生き延びているのか、生死すら確認する事叶わず、2度と会う事も出来ず、ただひたすら、子の無事を祈るだけ。 私たちに、生き延びる厳しさを教えてくれ、まかり間違っても、殺めないで欲しい、と叫ぶ、親サンゴ…

n1091 珊瑚の産卵

美しく咲き乱れるサンゴ群、実は厳しい条件で、生き延びているのです。 サンゴの育成には、年間18度以上の海水温度と、ある程度の塩分濃度、透明度が高く、太陽光が届く条件が必要です。 しかし日本の最南端、八重山地区は、地球の母なる大河、黒潮が満た…

n1090 画像

珊瑚の産卵。

n1089 島ザル

ひかるがVTR問題で仮眠の連続、死闘を繰り広げていた頃、家計は火の車であった。 食事は殆んど外食、疲れるので、たまにはビジネスホテルに泊まる事もある。 全てが会社の伝票で落とせる訳ではなく、小遣いが足りなくなると、女房が爪に火を灯して蓄えたお金…